ノンフィクションと評論書籍の感想を述べる

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親権と子ども 著者:榊原 富士子 池田 清貴   評価:★★☆☆☆

 

親権と子ども (岩波新書)

親権と子ども (岩波新書)

 

 親権は誰のためにあるのか。増加する離婚の時に登場する親権。子どもの親権をめぐる争いは10年前の3倍以上になっている。年10万件の相談がある子どもの虐待では、親権は子どもの救出を阻む「壁」にもなりうる。弁護士として実務経験も豊富な著者たちが、子どもの視点を盛り込みながら、具体的に解説する

 

 

【この本の紹介】

 弁護士による親権と子どもに関する様々な行政・裁判所などの動きを解説した本。第1章では親権そのものを解説、2章では離婚と子ども、3章では親権と虐待、終章では子どもからみた親権となります。

 各章ごとに基本的な解説から始まり、時代ごとに虐待や離婚に関する法律や情勢がどのように変化していったか。そして具体的なケースが提示され、それに対する行政や裁判所など様々な機関の対応や段階ごとに処理のされ方が解説されています。

 

【教科書に近い感覚の本】

 弁護士が解説しているだけあって、書かれている根拠や行政の執行がどの法律に基づいて行われているかが逐次記載されています。書いてあることに対し根拠となる法令が一つ一つ用意されているため、読んでいて説得力はありました。

 ただ淡々と解説していることもあり。趣味として読むには退屈な本となっています。そのためこの分野を学術的に学びたいという人以外にはあまりささらないと思います。

 

 【総評】

 趣味としての読み物としては×。この分野を学ぶための書物としては○です。この分野の論文を作りたい際には、導入の本としても使えると思います。