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モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い  著者:福田ますみ  評価:★★★★★

 

モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い

モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い

 

 たった一人の母親が学校を崩壊させた。
不登校の高一男子が自殺した。久々の登校を目前に──
かねてから学校の責任を追及していた母親は、学校に全責任があると
校長を殺人罪刑事告訴する。
人権派弁護士、県会議員、マスコミも加勢しての執拗な追及に、
高校は崩壊寸前まで追い込まれ、教師と同級生、保護者たちも
精神的に追い詰められていく。
だが教師たちは真実を求め、法廷での対決を決意した。
前代未聞の裁判で明らかになっていったのは、子供を死に追い込んだ
母親の「狂気」だった。
どの教育現場にも起こり得る「恐るべき現実」を描ききった
戦慄のノンストップホラーノンフィクション。
「被害者」の皮を被った「加害者」に気をつけろ! 

 

 

【この本の紹介】

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 昨今のマスコミ報道については偏向報道があまりに露骨となり、マスコミはもはや報道機関でなく世論操作団体となった日本において、その姿を象徴した事件の一つ。この本を読むにあたっては、上記の風刺画と人権派弁護士、マスコミへの評価が地の底に堕ちる」ことを念頭に置いた上で読んでください。「そいつらへの評価なんてとっくの昔に地の底だよ」という人は安心してください。地の底抜けて地球に穴が開きます。

「丸子実業 いじめ」の画像検索結果

 

 

「事実は小説より奇なり」という言葉を体現した事件。当初は部活中のいじめによる自殺してしまった息子を悲しむ母親とそんな事実を認めず逃げる学校側という構図が描かけて「やったー!学校と行政叩けるぜさいこー!」と学校加害者構図を作ろうとしたマスコミ各所だったが、その母親の狂気っぷりにマスコミさえ「あれ?この母親やばいんじゃ・・」とあの朝日でさえ距離をおいた事件です(毎日と週刊金曜は糞でした)

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 この事件で登場する加害者の母親の狂気は前に紹介した「妄信」や「護衛艦たちかぜ」の加害者をも越えたサイコパスです。殺人事件として報道されなかったことと、マスコミの腐敗のおかげで大々的に報道されていないだけです。昔「サイコパス狩り」という小説を紹介しましたが、その小説に出てくる大量のサイコパスなんてかわいいレベルです。

 

【登場最初からすでに言動や行動が上記を逸していた母親】

 この事件の加害者は登場初っ端から頭がおかしいとわかる母親と、そんな母親の妄言を妄信して証拠や裏づけもろくにせず最後まで非を認めなかった自称元人権派弁護士です。

 まず母親に関しては、ここでは書ききれないほどの奇行・・いや、狂行を最初から最後まで貫きます。なんといったって、周りの保護者が「あの母親は異常すぎる」「あれは学校で対処できるレベルじゃない。」と学校側に提言するレベルです。普通はこの母親側に付く流れになりやすいのですが、それが起こりえないレベルの人間なんです。まあ、その保護者たちも精神おかしくなるくらいのことをされるからしょうがないのですが・・・

 とにかく本書を読んでもらえれば「ああ、そりゃ書ききれないわ」と思うとおもいます。現実にこんな人間がいたということは、まさにノンフィクションホラーです。

 次に高見澤弁護士。「なんでお前弁護士になれたの?」というような弁護をする上で最低限の調査、証拠の確認さえ行わず一方的に学校側を殺人鬼として起訴した存在です。この事件では他にもろくな診断もせずうつ病と診断した、明らかにうつ病ビジネス目的の医者や最後まで偏向報道をやめなかった毎日・週刊金曜など胸糞悪い存在がうじゃうじゃでてきます。多くの保護者やOBなどは学校側の味方になってはくれているのですが、それでも胸糞悪いです。

 

【書籍としての評価】

 それでは純粋に読み物としての評価をしていきたいと思います。ページにして250P程度。2~3時間程度もあれば読み終えられると思います。この本は学校側視点で書かれていますが、まあこの母親側で書けというのはまだメダカの気持ちを想像するほうが簡単でしょうからしょうがないのですが、学校側の視点のみで描かれるため、一方の意見しか書いていないという問題はあるかもしれません。ただインタビューしようにも、出来る相手がまともに取材できないという・・・

 基本的に図や写真といったものはないですが、視点がころころ変わるような文章でもないため構図をえがきながら読む必要はなくあまり疲れない文章だと思います。

 

【総評】

 昨今は大津いじめ隠蔽事件など、学校・行政側の腐敗により起きた事件が大きく報道されましたが、真に加害者なのは誰かということを象徴する事件です。教育に携わる人はこの本は読んでおくべきだと思います。

 あ、最後に述べておきます。「親たるもの子どもが自殺したのなら心配するのは当たり前だろうが」という素晴らしい意見を言う人もいるかもしれませんが、この母親は親としての最低限の義務さえしていないことが後半でわかります。この加害者に「親だから」は通用しません。

 

 

【 以下、読んだ人向け感想 】

 この事件を検索してみると、母親擁護ブログをちょこちょこ見かけます。その他の記事を見ると察してしまう類のブログでしたが。ネットの書き込みを証拠として提出した記述がありましたが、まさかこれらのブログを出したのだろうか・・・あ、ちなみにそれらのブログはこの書籍については一切触れていません。だろうな!

 

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 それにしてもなぜこの弁護士はこの加害者の弁護を引き受けたのか。元夫が「婚約する前はほんとうに普通の女性だった」と話しているように、その本心が隠れた姿を見抜けなかったのか。だがそれならその後の弁護で本性が晒されているため通用しない。ならば理由は簡単。「大きな存在に立ち向かう俺かっこいい!」という小学生が真っ赤になる理論だったか、教育機関という強く出れない存在に対し裁判をちらつかせて慰謝料などを分捕るつもりだった悪徳弁護士だったかです。どちらにせよ懲戒免職どころか逮捕されないとおかしいと思うんですが。

 

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 最後に、残念ながら狂った人間には生きている上で遭遇する確立はどんどん上昇しています。皆さんも接客などのアルバイトをしているときにキチガイクレーマーに遭遇したことがあるかもしれませんが、あれは「クズ」であって「サイコパス」ではありません。残念ながら自分はそのサイコパスとしての素養をもっている相手に遭遇したことがありますが、ほんとうに会話が成立しません。恐ろしいことに善意と信じて動いてるからやばいんです。そんな相手に遭遇したら対処法は一つ「全力で逃げろ」それだけです。