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本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

ジャンル:ホラー・映画・アクション アイアムアヒーロー  評価:★★★★★

★★★★★ アクション ホラー 映画

鈴木英雄(大泉洋)35歳。職業:漫画家アシスタント。彼女とは破局寸前。
そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる…。
徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の「異形の姿」。
一瞬にして現実の世界は崩壊し、姿を変えて行く。謎の感染によって人々が変貌を遂げた
生命体『ZQN(ゾキュン)』で街は溢れ、日本中は感染パニックに陥る。
標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。
その道中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・藪(長澤まさみ)と
共に生き残りを懸けた極限のサバイバルが始まった…。
果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることが出来るのか。
そして、英雄は、ただの英雄(ひでお)から本当の英雄(ヒーロー)になれるのか! ?

【映画の紹介】


「アイアムアヒーロー」特報

 日本においてなかなか出なかった邦画ゾンビもの。ゾンビものとなると、どうしても規模が大きくなるため、場所の確保が難しい日本では難しいものがありました。その中でマンガ「アイ・アム・レジェンド」を実写化。日本の規模でゾンビものを果たしてとれるのか・・という懸念は誰もが持っていました。

 さて、そんな中での視聴した感想ですが・・・

 

  いや、邦画うんぬんでなくホラー映画として大成功でおもしろいっすわ

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 大泉洋映画にはずれなしとはよくいったものです(探偵はbarにいるもおもしろかったし、3はよ)

 いや、ゾンビはちゃんとゾンビしてるし、人間としてありえない挙動するからむっちゃ怖い。特殊メイクもちゃんとグロテスクで欠損などもちゃんと表現されています。またゾンビ物の王道、ショッピングモールで立てこもりなど抑えるべき点はちゃんと抑えたホラーです。それとこのショッピングモールは韓国の閉鎖されたショッピングモールを日本風景に作り直したものだそうです。さすがに撮影のために営業してるモール貸切はできないもんね・・・

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 ちなみにこの欠損の描写方法としては、欠損部分に加工部分を消せる特殊加工を施し、CG加工で消しているそうで、メイク技術に関しては日韓合同です。さすが国策で映画投資してるだけあって、この辺りの技術はさすがです。

 

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 それと日本ゾンビもの故の展開があるんです。それは「銃を武器に出来る人が全然いない」という点です。アメリカならガンショップで武器を調達し脱出を図る、というのが王道の展開なのですが、日本のためガンショップなんてありません。そのため皆金属バットや、包丁、ただの鉄パイプなど現地調達の近接武器で戦うしかありません。主人公も猟銃を持っていますがもちろん人に向けて発砲したことがないため、そこの葛藤や銃を欲しがる相手とのやり取りも見物です。そんな近接武器しかない素人集団のため、一方的にゾンビを狩るなんてことも出来ません。

 ゾンビものとしても一級品ですし、ダメダメでどうしようもなかった主人公が、様々な葛藤や経験を得て仲間を守るために戦うまでの段階や葛藤もきちんと描かれています。突然覚醒なんてこともなく、「ああ、そう思っちゃうよね・・・」と同情してしまうところもあります。そのように主人公成長物語も描かれています。

 あ、あとこの点も大事かな。最近の映画にありがちな意味もなく演劇みたいに叫ぶ演技とか、ひとまずキス入れとけみたいな恋愛要素ねじこみ要素もないです。

 

 最終的な感想としては、邦画うんぬん抜きにしてホラー映画としておもしろいです。

 

 【以下ネタバレ感想】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いやーなめてました。評判は聞いてたんですが、それでも邦画ということを鑑みての評価だと思ってましたが、洋物ホラーとも勝負できるよこれ。特に洋画ホラーにありがちな無双展開がないのもいい(終盤英雄がゾンビ撃ち殺しまくるところはあるけど、あれも状況考えたら無双じゃないし・・)

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 それにしてもZQNは生前の行動を繰り返すとありましたが、それだけ聞くならまんま屍人(=SIREN)ですね。あれも生前の行動を繰り返してましたし。そのためZQNにも襲い方に個性があっておもしろかったです。ただ陸上ZQNは怖いよ!ZQN化すると身体能力が上がるというのを見事に活かしたタイプでした。

 でも首から落ちて折れてる音ありましたけど、あれでも機能停止しないんですね。確か完全に頭部破壊しないと駄目って序盤で言ってましたし。頭完全破壊を近接武器だけじゃ厳しいよなあ・・・銃なら破壊できるけど、素人が殴るだけじゃそうとう殴らんといかんだろうし。

 それと比呂美がZQN化しても人を襲わない他とは違うZQN化が出てましたが、あの謎は解明されませんでした。ただ比呂美だけの例外とは思えないので、この後同じようなタイプが現れて、そのタイプのZQNだけのグループとか、最終的に普通のZQN化して殺さないといけないとかの展開はあるんでしょうね。ちなみに原作は未読です。

 シン・ゴジラ、13人の刺客でも述べましたが、この作品も「邦画だって負けてねーんだぞこの野郎!」映画でした。邦画=安っぽいというのを翻した映画。がんばってほしいものです。