読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

ジャンル:解説本・ゲーム ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 評価:★★★☆☆

【16刷突破! ゲームシナリオ入門書のロングセラー! 】
【シリーズ累計12万部突破! 】


そろそろ本気でおもしろいシナリオを書こう

アドベンチャーゲームロールプレイングゲームなどシナリオが重視されるゲームで、
魅力的な物語を書くためのノウハウを体系立ててやさしく解説。
ゲームシナリオライターを目指す方やひと味違うシナリオを書きたい方におすすめ!

序章 現場を体験する

第1部 ゲームシナリオの主成分
第1章 テーマとストーリー
第2章 キャラクター
第3章 キャラクターの役割
第4章 世界

第2部 構成
第5章 構成の基礎
第6章 構成の要素
第7章 良い構成と悪い構成
第8章 選択肢
第9章 構成をより面白くする

第3部 テキスト
第10章 テキストの基礎
第11章 見た目とセリフ

 

【ゲームを作ることに特化した技法本】

 前回述べた「技法レビュー週間」本第一弾。目に付いたこの本を評価することにしました。それで全体を読んだ感想なのですが・・・

 

 見事なまでにゲームを作ることに特化した本でした。

 

いや、まあそんなもん見ればタイトル観ればわかるだろ!といわれるかもしれませんが、シナリオと書かれてたので、マンガや小説のシナリオ技法にも活かせるんじゃないかと思ったんですが、内容としてはゲーム技法10割・小説技法3割・マンガ技法5割といったくらいです。では詳しい内容に触れたいと思います

 

【ノベルゲーム製作に特化した内容】

 この本の技法はRPGやアクションゲームにも応用できる部分はありますが、一番活かされるのは恋愛ゲームやノベルゲームです。

f:id:okimono:20161230160527j:plain

 ノベルゲームといえば「かまいたちの夜」や「流行り神」といった、立ち絵と文章と選択肢で進んでいくスタイルのゲームです。アクション要素などが入らないため、フリー・同人ゲームでもよく作られるジャンルになります。

 オープニング・クライマックスをどう表現するか。テキストを作る際に実際に注意すること、選択肢を作る際のアドバイス。またシナリオライターとしてキュラクター造形・音楽スタッフなど、自らの要望やイメージを他のスタッフにどのようにすれば上手く伝えられるかなど、これらはゲームを作る中で役に立つ知識となるため、マンガ・小説の技法としては活かしにくいものがあります。

 ただその中でも活かせると思ったのはキャラクター造形に関する技法です。

 【キャラクター造形に関する細かい記述】

 まずキャラクター造形に関する部分ですが、非常に細かく書き分けられています。名前・年齢・職業・口調・髪など、それぞれでプレイヤーにどのような心象を与えるかを解説しており、この辺りはゲームに限らず創作全般で活かせる知識だと思います。たとえば職業が与える影響について、フリーターや医者・大工など皆は職業に対しある程度のイメージが持っています。医者であれば頭がよさそう・論理的に話しそう、大工であれば頑固そう、などです。キャラクターのイメージを固める際に職業を着せることでキャラクターへのイメージを持たせやすくするというものでした。

 

 【総括】

 もしゲームを作りたいなら読んでおくべき一冊だと思います。立場ごとのキャラクター造形やセリフの作り方・プロットをどう作るかなど、ゲームシナリオを作る上で通ることになる作業全般について技法が説明されています。ただゲーム以外を作るために読む本としては不要な知識のほうが多いです。