読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

ジャンル:アクション・映画・歴史 十三人の刺客 評価:★★★★★

★★★★☆ アクション 歴史・時代劇 映画

幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。

 


13 Assassins 十三人の刺客 (2010) Artificial Eye Trailer HQ

 今回はアクション・時代劇ジャンルの映画「十三人の刺客」です。わかりやすいあらすじを言えば「あまりにもひどい暴君がいる!このままほおってはおけない。有志を募り暴君を打ち倒すぞ!」というものです。

 

 

 まず注意してほしいのがこの映画、グロ描写・ダルマ描写(四肢を切断された状態)・SEX描写・ホモ描写ありです。

f:id:okimono:20161126223817j:plain

 さらに稲垣吾郎ファンは見ないほうがいいです。凄まじい狂いっぷりですので。理性を持った狂人といった感じで、起こす行動も凄まじいのでSMAPの稲垣としては見れなくなると思います。

 

f:id:okimono:20161126224312j:plain

 

 この映画の見所はやはり物語後半の13vs300の殺し合いです。この映画のアクションは実写版るろうに剣心のような「派手なアクション・魅せる殺陣」ではありません。ただの血なまぐさい殺し合いです。泥にまみれて力のかぎり刀で相手の血肉を削ぎ、刀が折れれば転がった石で相手を殴り倒す、そんな美しさも美学もない殺し合いなのです。ただこれこそが戦の殺し合いなのだと思います。ただし魅せる殺陣でない以上、見づらい部分はあると思います。

 後この映画、頭からっぽにして皆でポテチ食いながら見る映画でもありません。まず前述したとおり、グロ・ダルマ・SEX描写ありなのでなんともいえない空気になります。またこの映画全体が暗い・殺伐とした雰囲気で進むためです。明るい場面自体はありますが、その先にあるのは13vs300という、どうあっても犠牲なしには成し遂げられない戦いがあるため、どうしても明るい雰囲気になりきれないのです。

 それと稲垣演じる狂気の殿様は「理性ある狂人」です。これをどう解釈するかは観た人に委ねられますが、これがあるので終始雰囲気が明るくなりません。

 

 この映画はシン・ゴジラと同じ「日本映画だってまだまだやれるんだよこんちくしょー!」という想いも詰まっています。ど派手なアクションじゃない、最新のVFX使ったSFアクションでもない。それでもいい映画は作れることを証明してくれた映画なのです。だから必見の価値はあると思いますよ。ただ家族団らんの場面では見ないこと、それだけは注意です