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本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

テーマ:サスペンス・ミステリー    夏と花火と私の死体   作者:乙一 評価:★★★★☆ 【ネタバレなし】

 

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

 

九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作

 

【この本の評価】

 この本は「夏の花火と私の死体」「優子」の二本構成になっています。まず私の死体についてですが、率直な感想は「こいつらなんか狂ってやがる」です。ずれているというべきでしょうか。殺した友達も、当たり前のように証拠隠滅を提案する兄も。そして殺された主人公すらも・・・

 あらすじにも書かれているので触れますが、開始10ページくらいで主人公は友達に殺されます。話は殺された主人公の一人称視点で語られています。ただし恐ろしいのはこの殺した友達よりも、主人公の死体を見た上で冷静に死体を隠してやり過ごそうと提案する友達の兄です。まるで道の自動販売機でジュースを買おうと提案するような軽さで提案し、実際に実行していきます。

 おそらくサイコパスと呼ばれるのに近いのは、殺した友達ではなく兄でしょう。それとちゃんとミステリー要素はあります。そこはネタバレになるので触れませんが

 後半の優子に関してですが、こちらは・・・うーん。私の死体のインパクトが強かったせいか、こっちはいまいちでした。こちらのほうがミステリー要素は強くなっています。

 文庫本で200ページ程度なので1時間程度で読み終わります。グロテスクな表現は少ないので手にとってみてください。そして最後に言わせてください 

 

      こんな無邪気あってたまるか!!!