ノンフィクションと評論書籍の感想を述べる

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ジャンル:小説、教育・子育て、ノンフィクション   パパの涙で子は育つ 評価:★★★★★

パパの涙で子は育つ―シングルパパの子育て奮闘記

パパの涙で子は育つ―シングルパパの子育て奮闘記

 ある日、ママがいなくなった。TVディレクターの僕の元には、幼い二人の子供が残された。感傷に浸っているヒマもなく、親子三人・全力投球の日々が始まった―。笑いにあふれ、汗にまみれ、ちょっぴり涙もこぼれる、シングルパパライフ

 

【この本の感想】

 ある日タイ人である妻が日本はもう嫌だという子供を置いて日本を出て行ってしまう。その中で二人の子供を育てることとなった父親のノンフィクション本となります。

 この本の形式は日々の出来事を6~7ページの日記形式で読み進めていくものとなります。そのため空いた時間で少しずつ読み進められる本にもなっています。

 そして本題についてですが、シングルファザーに限らず片親というジャンルの話は暗くなりがちです。経済的に余裕がなく、周りからも好奇の目に晒され崩壊していく話が多く、それが強く記憶に残ってしまうためでしょう。

 この本も突然父親一人で子供二人を育てることとなり、勤めていた仕事を続けることが難しくなり、母子家庭に比べ制度の支援もなく、周りからも好奇の目や同情を向けられたといったことが書かれています。ただこの本に関しては不思議なもので、読んでいて「ああ、楽しそうだな」と感じました。筆者も「父子家庭だからって同情しないでくれ。父子家庭だぞ!って自慢したいくらいだ」と語っており、父子家庭である苦労や悩みが描かれているにもかかわらず、暗い気持ちにならないどころか、どこかすっきりとした気分になります。

 爆笑して読む本でもない、ぼろぼろ涙を流して読むものでもない。でも仕事で疲れたときにこの本を開いて「ああ、明日もがんばろう」そんな気持ちになれる本です。

 【カテゴリ別評価】

【読みやすさ】230ページ程度で文字がびっしりといった内容でもなく、1~2時間で読み終えられます。

【後味の良さ】大泣きするような本ではないですが、スッキリできます。

【文章の独特さ】筆者の一人称視点で進みますが、表現もわかりやすく読みやすいです

 

※この本には排泄物の描写があります。まあ子育て本であるため避けては通れない道ですが。

パパの涙で子は育つ (白泉社レディース・コミックス)

パパの涙で子は育つ (白泉社レディース・コミックス)