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本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

ジャンル:ミステリー・小説・宗教 「慟哭」   作者:貫井徳郎 評価:★★★★☆

 

 

慟哭 (創元推理文庫)

慟哭 (創元推理文庫)

 

 

連続する幼女誘拐事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和 音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現 代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈なデビュー作

慟哭 (文庫) 感想 貫井 徳郎 - 読書メーター

 

【この本の評価】

 この本の貫井徳郎さんは人間や社会の闇や弱さ、悪意をどろどろと描写するのを得意とし、他の作品の「乱反射」などもそのような部類となります。

 そしてこの作品も人間の嫌な部分、闇をどろどろと描いています。娘を失った父親が救いを求める中である新興宗教に出会い狂っていく・・・そのような作品となっています。

 この作品に出るキャラはどのキャラにも人間の嫌な部分が描写されています。警察内部、マスコミ、身内すべての小さな悪意や無作為な行動が状況をどんどん悪化させるため、なおさらその部分が強調されています。この作者の人間の小さな闇や悪意の描写はさすがだと思います。嫌になるくらい見せ付けられます

 ただミステリー要素の部分については評価が分かれているらしいです。

 

【カテゴリー別評価】

【社会派要素】被害者遺族・新興宗教・人間の闇

【読みやすさ】400ページですが読んでいると妙に長く感じます。文章が淡々としているからでしょうか

【文章の独特さ】読みやすいですが、起伏がないせいか少し盛り上がりに欠けます

【後味の良さ】このタイプのカテゴリの本だと期待するだけ無駄でしょうか