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本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

ジャンル:ミステリー・小説・サイコホラー  インザ・ミソスープ 作者:村上龍 評価:★★★☆☆

 

 

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

 

 

新宿で外国人を相手にした風俗ガイドを生業とするケンジ。ある日、フランクというアメリカ人のガイドを引き受けたケンジは、彼の内から滲み出る異様な雰囲 気に、売春中の女子高生が手足を切り落とされて殺された事件を思い出し、胸騒ぎを覚える。その予感は的中し、ケンジの目の前で無表情に暴力をふるい、まる で虫を殺すような感覚で人を殺すフランク。そこでケンジのとった行動とは!?不気味でグロテスクなサイコ・サスペンス。

インザ・ミソスープ(村上龍) | あらすじチャンネル

 

【この本の評価】

 先に述べておくとこの本には風俗・鮮血・暴力描写があります。しかも結構に生々しいものとなっているので、苦手な方は避けたがよいかもしれません。

 村上龍の作品の一つ、インザ・ミソスープ。この本は「サイコホラー(人間による恐怖を描いた作品)」に分類されます。同ジャンルでは黒い家や火の粉が有名かもしれません。

 この作品では主人公が仕事で知り合うフランクが恐怖の中心となります。登場してから数行で「あ、こいついろいろとやばいわ」と思わせる言動や行動をとり、同時期に近くで殺人事件があっていたこともあり「もしかしてこいつが犯人では・・?」と主人公は揺らぎながらもフランクに頼まれた仕事をしていくといったものとなります。

 この小説を連載中に神戸連続児童殺傷事件が起こり、その犯人とこのフランクというキャラクターに類似点があったため一時期話題となりました。この作品ではサイコパスにあたるフランクと主人公を通して日本社会の姿を表現しますが、その表現が少し強引かなーと思う部分はありました。その点がマイナスになっています。

 

【カテゴリー別評価】

【読みやすさ】300ページと普通ですが、これは一気に読むべきです。休み休み読むと感じられるものが半減します。

【恐怖要素】じわじわと来るようなものでなく一気に恐怖演出がきます

【文章の独特さ】回りくどい表現もなく、すらすらと読みやすい文章になっています。

【後味のよさ】ないです(ど直球