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本と映画の感想と雑記の記録

できるだけネタバレなしで本や映画の感想と評価をしていきます。あとおまけで雑記を・・・

2016-2017年版図解わかる 生命保険  ジャンル:本・生活・実用・解説本・お金  評価:★★★☆☆

★★★ 生活・実用 経済 解説本

 平成28年5月現在の制度・法律に対応。定期・終身・養老の3大保険の特徴としくみをはじめ、医療保険など気になる保険や各種の共済保険など、最新のデータに基づきグラフや図などを使ってわかりやすく解説。「保険見直し時代」のポイントをアドバイス。 ・あなたとあなたの家族に必要な保険は何かがわかるチェックシートつき。 ・保険を見直すポイントをモデルケースで解説。 ・保険を解約するときに注意しなければならない落とし穴を紹介。 ・いま出ている保険のメリットとデメリット、どこをチェックしたらいいのか?

 

【この本の紹介】

 実用性に富んだ本を読みたいと思い、生活していくうえで必要不可欠となる「生命保険」を取り扱ったこの本を手に取りました。この本では明治安田生命・国民共済などの「個人向け保険」を解説した本です。

 皆さんの中には親に薦められて契約した、また会社にやってきた営業員に言われるままに契約した、という人もいるかもしれませんが、保険料はなかなかの出費になります。そのため保険に対する知識を習得し、できるだけコスパのよい契約にしたいと思う方も多いと思います。

 この本は定期保険、終身保険など種類別のメリットやどのような層におすすめされるかやJA共済、全労済などの特殊な部類に入る保険の特徴。そして実際に保険に関する手続きをする際の注意点など、保険にかんする専門書のような書籍になります。そのため教科書を読んでいるような気持ちになるので、読んでいておもしろいというものではありません。ただ必要知識の習得として読んでいるといった感じです。

 ひとまずこの本に目を通しておけば保険契約の際の最低限の知識は身につくと思います。そこからは保険の比較サイトなどで選んでいくといったところでしょう

肩をもまれて気持ちよく感じるようになっていて、歳を感じた話

雑記

 昔は肩をもまれても「あーこしょぐったい・・・」という思いが大半でした。肩もまれて気持ちいいってどんな感覚なんだ?と一部層からタコ殴りにされそうな感想を抱いていました。

 そんな私ですが、ついこの前肩をもまれたとき「あーきもちええ・・・」と感じていました。そりゃデスクワーク多いけどさ・・・とうとう肩をもまれて気持ちよく感じるようになってしまったことにショックを受けていました。

 

 マッサージいってみようかな・・・でもヘッドスパも興味がある。どっちがいいんだろ

500万円で家を建てる!    評価:★★★☆☆ ジャンル:生活・実用 解説本

★★★ 解説本 生活・実用

 

家をあきらめない、住宅ローンで悩まない!
お金に縛られないコンパクトな生活設計を人気の建築家が指南!

自ら500万円の予算で家を建て、「大改造!!劇的ビフォアアフター」(ABC系列)でも注目を浴びた著者が、実体験とさまざまな施工主とのやりとりで学んだケースをもとに、「500万円住宅」の作り方、設計士の選び方を提案。
家は欲しいけれど金銭的に厳しい人、これまでのライフスタイルをシンプルに変えたい人、セカンドハウスに憧れる人は必読!
東日本大震災で家を失った方へのエールも込めた、お得でやさしい実用エッセイ。

 

【そもそも500万で家って建つの?】

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 人生一度は自分の家を持ちたいと思うのは、誰しもの願いだと思います。賃貸だと騒音・タバコの煙、また設備や広さ面など自分の希望を妥協しないといけない場面があり、何より賃貸はローンと違いいくら払っても減っていくものではありません。そのため転勤族ならばいいけども、転勤がないような職場なら賃貸は長期的に見てマイナスだったりします。

 しかし新築となると2~3000万もかかるため家庭持ちはともかく、独身だとハードルが高い・・・そんな人に向けたのが今回の本。低価格で家を建てよう!という今背プトの本になります。

 

 ただ最初に言っておきますが・・・500万じゃ家は建ちません

著者は建築デザイナーを職業としており、新築の設計デザインを自分でやっているためそこの費用が浮いています。そもそも500万で家を建てるには材料を厳選したり、設計段階で色々といじる必要があるため、通常よりもデザイン料があがると思います。また50万の利益で引き受けてくれる工務店が運よく見つかったり、バルコニーやユニットバスなどの設備追加で800万近くに膨れているため、これは建築費+材料費=500万と考えておいてください。

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 でもこの本が出版された2012年に比べ独身世帯の増加や高齢者夫婦の住まい用という需要が高まってか、企業でも500~1000万住宅を打ち出しているところもあるようです。でも本内の家は二階建て物件のため、やはり建築関係の職業についてないと2階建て500万は厳しそうです。

 

 【この本の紹介】

 それではこの本は何に使えばいいの?ということですが、500万は無理でも1000万なら可能な範囲であるため、新築で家を建てるさい、どの部分なら安くすることができるのか、壁・床材は何を使うべきなのか、また家を建てる際のお得な土地の探し方など、家を建てる上でコストを抑える方法を学ぶことができます。

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 具体例を一つあげると「窓」です。作中で解説されていますが、アルミサッシの窓は小さくても2万ほど、ベランダで使われる下記のようなはきだし窓だと6万円もかかるそうです。

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そのため低価格住宅はどれだけ窓を減らすか、もしくは大きな窓でも開閉できないはめ殺し窓なら低価格で導入できると解説されています。

 

 このように、家を建てるなら目を通しておくと安く出来るかもしれない、という本になります。

七つの会議の紹介とネタバレ感想を語る  評価:★★★★☆

★★★★☆ 小説 社会問題 経済

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

 

【この本の紹介】

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 この本の作者の池井戸さんといえば「ルーズヴェルトゲーム」「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」でおなじみの方であり、今回も企業のゴタゴタを扱った社会派作品です。

 

 ただ今回は中小企業の中でのゴタゴタであるため、大規模なスケールでもありませんし、難しい専門用語が出てくるわけでもありません。単巻完結であるため、この作者がどのような作品を書いているかを知るための導入の一冊としてお勧めします。上下作品が結構多い方なので。

 具体的にどのようなゴタゴタなのかはネタバレになるため語れませんが、社会派作品で有名な作者であるため、飛びぬけた話というわけでなく、大小あれど企業で働く人であれば、そんな瞬間があったのではないかという内容です。

 

 タイトルのとおり、この作品はメインとなる東京建電に関わる7人の視点からある一つの出来事を紐解いていく形式になります。複数視点作品の特徴というのは、主役一人の作品の場合、その主役の心象で他の人物が描かれますが、複数視点の場合は各個人の心理や事情が詳細に描かれるため、誰が正義で正しいか、何より誰がひどい目にあってもきついというものがあります。複数視点は見る人間の視点によって皆主役になるし、悪役にもなるのです。

 そのためすべての肩入れできるキャラというのがありません。受け入れられる部分もあるし、駄目な部分もある。そんなリアルで人間臭い人たちが描かれた作品です。

 

【胃がきりきりしてくる内容】

 作内では各セクターの管理職の人間の見下しあい、責任の押し付け合い、そしてかつて子供の頃に夢見た理想との差異、家庭でも必要とされないといった、胃がきりきりするような内容だらけとなっています。

 読んでいて決して明るい気持ちになれるものでもないし、スカッとするものでもありません。でもどんな職種・業種であれ会社の一部として働く立場のものとして、気持ちがわかってしまう作品だと思います。

 一つの物語として見るのでなく、今サラリーマンとして働いている自分を振り返る意味でも読むべき本だと思います。ほんと胃がキリキリしました・・・

 きっとこの作品は学生と会社員では登場人物に感じるものが全く異なるものになるでしょう。ただできるならば、そんな学生たちには登場人物の心情が理解できないまま立派になってほしいものです

 

 

 

【以下ネタバレ感想】

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ジャンル:小説・解説本 2週間で小説を書く! 評価:★★★☆☆

★★★ 解説本 小説

 

小説は誰にでも書ける!天才である必要はない。誰にでも「才能」は眠っている。それをどうやって引き出すか。それには、独自の経験や感性を引き出す具体的な方法が必要だ。小説の楽しみと深さを知り尽くした文芸評論家が、誰もが「才能」を引き出せるように14の画期的で実践的なプログラムを考案。2週間、1日ひとつずつ実行していったら、文章力、想像力、構想力が格段にアップし、確実に小説を書くことができるようになる。

 

 まず今回の作者の清水良典とは「あらゆる小説は模倣である」「村上春樹はくせになる」といった小説家の評論、小説技法の解説といった著書を出している方であり、小説家でなく評論家となります。そのため今回の技能本は小説家の経験を活かした本でなく、様々な小説家を分析した評論家による技能本になります。

 その上で今回の作品は「一番最初に読むべき技法本」です。

 

 小説を書くとはどういうことか、小説を書く上で必要になるネタをどのように手に入れ保管するのか、形容詞・代名詞の使い方など小説を書く上での最初の最初の部分を解説しています。

 また実際に小説を書いている人ではないため、解説自体も技法・テクニックの解説でなく、考え方や取り組み方の解説となっています。そのためこの本一冊で小説を書く上での技法が身につけられるとは考えにくいです。

 質問コーナーも「句読点の使い方を教えてください」「原稿料はどのくらいもらえますか?」という初歩の初歩の内容が多いです。

 なにより上記に書いたように技法・考え方・小説とは何かということを200ページ程度の文庫本で解説しているため、一つ一つの解説が1ページ程度で終わります。とにかく「広く浅い」のです。その意味でも「一番最初に読むべき本」となります。キャラ解説が1ページ程度で終わるのはさすがに驚きました

ジャンル:ミステリー・サスペンス、サイコホラー・小説  殺人鬼(サイコパス)狩り  評価:★★☆☆☆

★★☆☆☆ サイコホラー ミステリー・サスペンス 小説
殺人鬼(サイコパス)狩り

殺人鬼(サイコパス)狩り

 

東京から千キロ離れた羊頭島にある刑務所から、五人の囚人が脱獄した。彼らはいずれも大量殺人を犯したサイコパスで、放っておけば島の人間が全滅する恐れさえある。事件解決のために集められたのは、隣島の警察官三人。さらに猟奇犯罪対策部の部長の命により、一人の少女が同行することになった。その少女―園田ユカこそ、警察が用意した最強の切り札。彼女もまた、大量殺人者であり、サイコパスだった―

 

 さて、久々のミステリー・サスペンスもの。といっても主役がサイコパスという異色のサスペンスものです。さて、その感想なのですが・・・

 

 うん、突っ込みどころありすぎでガバガバすぎんだろ

 

 まずサイコパス5人を収容してる監獄から脱獄する流れなのですが、なんでそんな大量殺人のサイコパスを離れ島程度のところで収監してんだよ。そもそも普通の島民が住んでるところに建てるなよ。普通に船で本国に逃げられるような警備ってなんだよ

 

 いや、ほんと突っ込みどころだらけなんですよ。サイコパスが具体的にどのような方法で脱獄したかは一切書かれません。ただ監獄内の看守などを皆殺しにしたということだけです(方法は不明)さすがにサイコパス相手なら最悪射殺許可も出てると思うんですがそれは・・・

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 正直サイコパスを秘めたキャラの怖さは、その思考パターンが全く理解できないために、どのような行動に出るかわからないところにあります。そしてその行動を可能に出来る能力を持っているからこそより恐怖が増すのです。アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に出てくる槙島聖護というキャラがいるのですが、このキャラもサイコパスであり、同時に己の価値観に基づいた行動を実現できるだけの知能と才能を持っており、そのため何を起こすかわからない、という恐怖がありました

 でも本作のサイコパスは、確かに殺すという行為に対する価値観の違いにより、相手を躊躇なく殺すというシーンは多々ありますが、正直能力自体は低いため、行動が予測できます。そもそもほとんど島民という非戦闘民を一方的に殺すばかりのため、悪役としての強さが全く感じられないです。正直小悪党です。それにサイコパスとして恐怖には、普通だと思っていた相手が徐々にサイコパスとして狂気を見せていくという過程にもありますが、こちらの場合最初からサイコパスですという紹介があるので、過程すっとばして最初からサイコパス全開です。

 

 村上龍の「インザミソスープ」に出る外人のほうがサイコパスとして怖かったな。

 

ジャンル:SF・アクション・映画 デッドプール 評価:★★★★☆

★★★★☆ アクション 映画

 かつて特殊部隊の有能な傭兵だったウェイドは、ある日、末期ガンと宣告される。謎の男にガンを治せると聞かされ、彼は連れていかれた施設で治療に臨むが、そこでは余命わずかな者たちが人体実験を施され、戦闘マシンとして売られるという恐ろしいプロジェクトが進んでいた。ウェイドも実験によって改造され、どんな攻撃を受けても回復できる肉体を手にするが、醜い姿になり施設から脱走。元の自分に戻り、愛する女性と再会するため、自作のコスチュームで「デッドプール」となった彼の戦いが始まる!  

 

  


映画「デッドプール」予告編

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 まずこのデッドプールですが、デッドプールというキャラはオリジナルキャラでなく、X-MENの登場キャラクターの一人です。そのため世界観として当たり前に「ミュータント」という存在が出てきますが、映画X-MEN本編のキャラが出るわけでも本編の続編というわけでもないので、デッドプール単独でも観ることが出来ます。

 またX-MENは作品内でミュータントと能力をもたない人間側の軋轢が話の軸になるため展開が暗くなりがちですが、この作品ではそのような場面は登場しません。

 

 この作品をおもしろいと思うかどうかは、デッドプールというキャラクターを受け入れられるかどうかがすべてです。というのも予告でのキャラクターで終始展開されるため、このキャラが受け入れられないならば、終始不快になるだけだと思います。なので予告で駄目だと思ったら諦めてください

 キャラもあってか終始明るい展開で進むので「シリアスで重厚なストーリーがいい!」という人も避けたが無難です。じめじめした話が嫌!という人にはお勧めできます。

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 肝心のアクションですが、デッドプールの能力は「身体能力の強化+不死」であるため、目からビームを出したり嵐を起こしたりすることはありません。途中からそのような特殊能力を持つキャラは出ますが、基本は銃と刀のアクションがメインです。ただ前回紹介した「メカニックワールドミッション」のようなプロとしての無駄のない殺陣ではなく、戦闘を楽しむめちゃくちゃなものであるため、殺しを楽しんでいる場面もあります。首ちょんぱもあるのでグロが駄目な人は観ないでください

 

 総括としては「デッドプールというキャラを受け入れられるなら楽しめる」です。ただし下ネタ前回なので、家族団らんで観ると何ともいえない雰囲気になりますよ。これは友人と酒飲みながらゲラゲラ笑いで観る映画です。